【2023.11.23】
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レガシーハーフに参加したら目標が増えた話

雑記

シエスタ酸素という酸素サロンの店長をやっております神宮司と申します。
金木犀の香りが漂う頃となりましたね。
すっかりご無沙汰しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

去年に引き続き、今年も東京レガシーハーフマラソンに出走しましたので、その様子を書いてみます。

いろんな方に去年のブログを読んでいただいてうれしい限りです。
このブログも楽しんでいただければ幸いです。

 

 

今年の5月ころからスタッフや友人、お客様から「今年も走るんだよね?」と期待の声がかかるようになった。
今年もレガシーハーフの季節が巡ってきたようだ。

シエスタスタッフであり去年も一緒に走ってくれた石井くんと無事にエントリーを済ませ、出走まで練習するのみとなったが、会員数が増えるにつれて旧来のシステムではお客様に迷惑をおかけすることが明白になり、急遽システム構築することになったり会社の決算を済ませたりと。

「忙しい」という言い訳を得た私は、それはもう全く練習しなかった。
去年よりも練習しなかった。
立て板に水のごとく言い訳をすることはできるが簡潔にまとめると、「忙しい」という言い訳を伝家の宝刀のごとくぶんぶんと振り回し練習をサボったのだ。

去年、19.1km地点であえなく時間切れとなってしまい、来年こそはちゃんと練習しようと思ったはずなのに。

そういえば、私は自分自身の特性をすっかり忘れていた。
敢えて悪し様な言葉を用いると、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまう。

しかしそれは意図的に分かりやすく言い換えたものであり正確な表現ではない。
私自身の特性を最も正しく、そして過不足のない表現としては、
毎日毎秒常に新しい心持ちで何事にもチャレンジが出来ることである。

チャンピオンになるのは難しくとも、絶えずチャレンジャーとしてどのような業界にも飛び込むことができる類い稀なる性質を持っているのだ。

単に忘れっぽいとか、実はあんまり脳みそ使ってないノーテンキなどでは断じてないのだ。きっと。たぶん。知らんけど。

あと加えて言うのであればちょっとだけ負けず嫌いでもある。

さてそんな厄介な性格を持つ私だが、何も練習できずに完走できた理由としては、とある出走者の存在が大きい。彼が居なければ絶対に完走出来なかったと断言できる。

 

マラソン当日、石井くんと共に国立競技場へ向かい、つつがなく出走準備を済ませスタートを切った。

最初の5km程度は何も問題はなく、むしろ去年と同じくらい走ることができている。なんにも練習しなかったのに。
やはり酸素の力は偉大である。
しかし走る距離が伸びていくにつれ、石井くんとの差ができてしまう。彼はこの日のために律儀に練習を重ねてきたそうだ。練習量の差が如実に出ている。

えらい。

やはり誠実な練習に勝る術はないのだ。

途中、反対側の折り返しレーンに、プロランナーでありシエスタ酸素公式アンバサダーである石部夏希さんを見つけることができた。他にも、レガシーハーフへ参加することをお話ししていただいたお客様もいらっしゃいましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
どうやら皆さんも無事にゴールされたようです。
マラソンを楽しむ一助として1%でも2%でも酸素が貢献できたのであればよいのですが。

石部選手や石井くんを気持ちよく送り出したあと、第一の給水所に差し掛かる。そういえば石井くんは「今年はおなかチャポチャポになっちゃうんで僕は出来るだけ飲まずにいこうと思います。去年はそれでヒドイ思いしましたから」と言っていたな。

なるほど。そういう考え方もあるなと合点する。
しかし私はしっかりと給水させてもらう。成人男性の水分量は約60%といわれており、たった2%でも水分を失うと唐突にパフォーマンスを損なうのだ。

 

そうやって自己論駁し今年もポカリ2杯とお水1杯をいただいた。
とても美味しい。運動不足の33歳男性の体に染み渡る。
給水するまでは、まるで寝ぼけたアライグマがドタバタ動き回り転びそうになりながらも何とか進んでいる様子だったが、ひと心地つけた。

給水地点にいてくれたボランティアの方々には感謝してもしきれない。

去年同様、おなかがチャポチャポになる。しかしながら想定内である。
安定したパフォーマンスを出すためにはルーティーンを崩さないことが肝要なのだ。
ましてや、己自身で定めたルーティーンを自ら破るなど片腹痛い。……キリキリする。

 

去年同様襲い掛かってくる腹痛と、「今年は練習しなかったから仕方ないかな」という弱音に翻弄され足が止まりそうになった矢先、私を颯爽と抜き去った一人の参加者が目に留まった。
彼は神秘的な濃紺のタイツを着用し、深みのある朱色のケープを纏うスーパーマンの仮装をした男性だった。

 

最初、彼を見たときは「こっちは必死に走ってるのに随分と余裕そうだな」とちょっとだけ嫉妬した。
しかし、彼はあくまで自分のペースを崩さず、「スーパーマンがんばって!」という声援や、応援に来ていた小さいお子さんたちにもニコニコと手を振って応えていた。

自然と、彼の背中を追うようになった。
私でもなんとか追いつけるようなペースで走っていたこともあるが、何より彼はレガシーハーフを楽しんでいた。
道行く通行人から「スーパーマン飛んでー!」と声をかけられても、笑顔で「ちょっと疲れてる」と言い、ユーモアを振りまいていた。

みんなから応援され、それに律儀に返していた。

なんてカッコいいんだスーパーマン。すっかりファンになってしまった。
いや、カッコいいのはスーパーマンではなく、その恰好をしている彼のファンになった。

 

そして彼の後を追うこと数km
去年と同じく14km地点、順天堂大学付近で両腿の内側が、足を踏み出すたびにブルンブルンと揺れる。
まるで「自分らいつでも出発できます!」と肉離れする気満々でアイドリングを始めたのだ。頼むから今日一日は一緒にいてくれ。

それでもスーパーマンに食らいつき17km地点、今度は右腿の外側から異常信号を感知する。私はなんとしてでもゴールしてスーパーマンに感謝を伝えなければならないのだ。

 

しかし、だんだんと彼との距離が離れてしまう。
このままだと去年と同じく19.1km地点で時間切れになってしまうかもしれない。それだけは嫌だ。

ああもう、なんでもっとしっかり練習しなかったんだ。禁煙もすればよかった。

去年と同じ轍は踏みたくない。スーパーマンに「貴方のおかげで完走できました」と伝えるために、遠くに見える彼の背中を追わねば。

 

泥の中をもがくカエルが必死に息継ぎをしているように走っていたところ、ついに四谷四丁目の交差点、去年時間切れとなった19.1kmの関門を過ぎた。
残念ながら20km地点で完全に彼の後ろ姿を見失ってしまったが、ここまで来てあきらめられない。

21km、ついに国立競技場にたどり着く。
明治公園で子供たちを遊ばせていた妻と子供たち、そして妻のお兄さんからの応援が目に入る。

ラストスパートだ。
妻とお義兄さん、娘よ見ていてくれ。ちなみに息子は、妻のお姉さんを独占して小雨にもかかわらず公園で走り回っていたそうだ。ご迷惑おかけしますお義姉さん。

 

ついに、スタート地点でありゴールでもある国立競技場に帰ってきた。
見事に捲土重来を果たしたのである。

記録は2:48:48

一年前は走り切れなかったが、今年はスーパーマンのおかげで完走できた。頑張れた。

去年は、完走できなきゃ恥ずかしいとか、罰ゲームやりたくないとか、ネガティブを原動力にしていたのだが、今年は、あの人についていきたいという思いがあった。
もちろん、臥薪嘗胆という四字熟語があるように負の感情を糧にして忍耐や努力に転化することも当然ある。

しかし、少なくとも私にとってレガシーハーフマラソンは、スーパーマン扮する彼のように楽しむべきスポーツなのだ。

 

走り終え、先にゴールしていた石井くんと合流し荷物を受け取っている間もスーパーマンを探している。しかし見つからなかった。更衣室を探しても見当たらない。彼はすでに帰ってしまったのだろう。
彼に直接感謝の気持ちを伝えられなかったのが唯一の心残りだ。
万が一、億が一、何かの偶然でこのブログを知っていてくれることがあれば、声を大にして伝えたい。

 

「スーパーマンありがとうございました!あなたのお陰で自分に負けずに頑張れました!」

 

ちなみに、家に帰りつき、アップルウォッチで血中酸素ウェルネスを計測すると、取り込まれた酸素のレベルが91%だった。
そしてその晩、酸素ドームに入って約20分ほど加圧したところ、血中酸素濃度100%で安定した。

すごいぞ酸素!

今年もどんとこい筋肉痛。こちとら血中酸素濃度が100%もあるのだ。筋繊維の修復などちょちょいのチョイだ。
クリプトン星人にとっての太陽光が私にとっての酸素なのかもしれない。

 

閑話休題。

 

さて私は酸素ドームで寝転がりながら新しく登録したUNEXTでスーパーマンの映画を全制覇してきます。

ここまで長文駄文をお読みいただきありがとうございました。

暑さの余韻も束の間、秋の気配を追う間もなく風が冷たくなりました。
時節柄、どうぞ皆様お身体をご自愛ください
皆様の体調管理の手段の一つとして酸素をお使いいただければ幸いです。

それでは、失礼いたします。

シエスタ酸素店長
神宮司

p.s.
本当は今年完走出来たらマラソンランナーとして引退しようかと思いましたが、マラソン初心者の私自身が彼に勇気をもらったように、私も誰かを勇気づけることができればと考え、来年も走ります。

 

走るまえ
走るまえ

走ったあと

店長の記録証

フィニッシュ

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